京阪沿線、ご朱印と幸せ求めて神社仏閣めぐり

私が実際にお参りしていただいたご朱印や、神社お寺の様子を動画や画像で、そして感想などをご紹介しています。 これからご朱印集めを始めようと思っているけれども、丁寧に対応してくれるのか、 邪険にされないかなどの不安をお持ちの方の参考になればと思って作りました。

境内の中の小さな神社 摂社 末社

神社へお参りに行くと、本殿以外にも小さなお社がいくつかあります。

「はて、これはなんだ?」

何も知らなかった私は、このような思いを持ったのでした。
今から考えれば、神様がいらっしゃるところなのに、
とても失礼な言い方ですが・・・

・この小さなお社はなに?
・なぜ境内にあるの?

あなたもそう思われたのではないですか?


私は、神社にお参りをしたとき、本殿しかお参りをしていませんでした。

境内にある小さなお社については、なぜこのようなお社があるのか、
よく分かりませでしたから。

「よく分からないし、何もしないほうがいいだろう」

これはちょっと自分をごまかしています。(;^_^A
ほんとうは、

「本殿しかご利益が無いだろう」

と思っていたのです。
ですから、小さなお社には目を向けることもありませんでした。

 

ところがです。

仕事の帰りにお参りさせていただいていた、私の産土(うぶすな)様をお参りしたときのことです。

私がお参りさせていただいていた神社は、
階段を登って、正面に本殿があります。
そして、階段とは別方向に帰り道があります。

階段を登って、境内に入り、境内を右に抜けて帰り道へ行く、
このようになっています。

で、いつものように、お参りをすませ、帰り道へ向かっていた時です。

「ちょっと寄っていき」

はっきりと言葉が聞こえたわけではありませんが、
なんとなく、そんな声が聞こえた気がして、
なんとなくですが、境内にある、小さなお社に向かったのです。

 

そのお社は、お稲荷さんでした。

「よく分からないけれど、ご挨拶だけでもしておこう」

そんな気持ちで、手を合わせて帰りました。


それからは、

「前もご挨拶したから、今日も行っとこか」

というような、軽い気持ちで手を合わせて帰っていました。
まぁ、失礼な奴です・・・(;^_^A

そのようなことがあり、今まで全く興味がなかった、境内のお社について調べてみようと思ったのです。

いつまでも何も知らずに、ご挨拶だけというのも失礼ですものね。

 

ということで、私の話が長くなりましたが、
境内の中の小さなお社について、ここからご紹介していきます。

 

境内の中の小さなお社は、摂社、末社といいます。

はい、境内にある小さなお社は、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)と呼ばれています。

「摂社と末社の違いはなに?」

いきなり、そうきますか(笑

 

摂社と末社の違いは、ざっくりと言ってしまうと、
その神社で、ご祭神としてお祭りされている神さまとのつながりの違いです。

つながりが強い神さまは、摂社。
つながりがあまりない神さまは、末社

で、摂社が末社より上位とされています。

私たちに置きかえれば、仲のいい友達と、あまり親しくない友達、
そんな違いでしょう。
どちらを大切にするかといえば、やっぱり、仲のいい友達です。


そして、もうひとつ気になるのは、摂社や末社にお参りはするほうがいいの?
ということでしょう。

摂社、末社にはお参りしたほうがいいの?

私が、神社本庁や、いくつかの神社のホームページなどで調べた結果では、
特にお参りの必要はないということです。

 

ですから、

「全部回らなくっちゃ!」
「もうお参りをすませていないところはないか?」

といったことを考える必要はありません。

 

どのような時、お参りをするの?

あなたの願いごとを、ご祭神よりも、かなえる力が強い方がおられる時。
これも神様に対して失礼な考え方になるかもですが・・・

たとえば、大阪の住吉神社ですが、住吉神社のご祭神は、

・祓(はらえ)の神
・航海安全の神
・相撲の神
・和歌の神
・弓の神
・農耕・産業の神

とされています。

 

もし、あなたが、

「芸能人になりたい!」

という願いを持っていたら、ご祭神にお参りするだけでなく、
浅澤社(あさざわしゃ)という、末社にお参りされるといいでしょう。

こちらの神様のご利益は、

・芸能上達
・女性守護

です。
ご祭神よりもあなたの願いに対して特化した神さまといえるでしょう。

 

神さまは怒らない?

ある摂社や、末社だけをお参りしたからといって、ほかの神様に怒られるようなことはありません。

もし、あなたがお参りする必要が出てくれば、

「ちょっと寄ってき」

と、お声をかけてくださるでしょう。
私が、産土さまにお参りしたときに、お稲荷様にお参りするきっかけとなったように。

私は、その後、人から誘われて、伏見のお稲荷さんへお参りに行き、
お稲荷さんとご縁を結ぶことになるのですが。

 

まとめ

神社の境内にある、小さな神社は、摂社、末社といいます。
あなたが必要とする神さま以外参りする必要はありません。

 

もし、あなたが

「ぜったい、全部お参りしなくちゃ!」

なんて、気持ちでお参りをしていると、

「おい、おい、お前、大丈夫か? 願いごとの前にそっちの方が心配や」

なんて神さまに心配されるかもです。

 

ご縁が必要であれば、神さまのほうから声をかけてくださる。
そんな、軽い気持ちでお参りをされればいかがでしょうか。